前立腺肥大と過活動膀胱の関係
前立腺肥大では、いくつか特徴的な症状が表れます。
今回はいくつかの前立腺肥大の特徴的症状を、具体的例を元に解説してみます。
ある50代後半の男性の例です。
2〜3年前くらいから「トイレが近くなってきたなあ」と感じていたそうです。
最近では、オシッコがしたくなってトイレに行くのですが、すぐにオシッコが出ずに、やっと出始めたとしても、力を入れないと全部出ないような感じになってきました。
このような、急にトイレに行きたくなったり力を入れないとオシッコが出ないというような例は、前立腺肥大の特徴的症状です。
前者を頻尿、後者を排尿困難といい、前立腺が大きくなってしまい、尿道を圧迫したり、排尿時に前立腺が十分に緩まなかったりすることが原因です。
専門医で「前立腺肥大」と診断されれば、状態によって投薬や手術などで、その症状を改善できる可能性が高いです。
ただし、オシッコの具合が悪いからといって、前立腺肥大と決め付けるのも良くありません。
他の病気を見落とす原因ともなりますので、残尿感や濁り、痛みなど無いかを、担当のお医者さんに詳しく説明し、検査してみましょう。
又、60代の男性の例ですが、病院で前立腺肥大と診断されて薬を飲んでいるのに、相変わらずトイレが近いし我慢できないときもある、という症状もありました。
この場合は、おそらく前立腺肥大と共に過活動膀胱になっている可能性が高いようです。
過活動膀胱とは、出にくい尿を出そうと筋肉が頑張りすぎてしまい、膀胱に負担がかかりすぎて過敏に働くようになってしまう病気です。
前立腺肥大は、尿道の筋肉を緩めるα1ブロッカーという薬を使うことが多いのですが、過活動膀胱は、膀胱の過敏な働きを抑える抗コリン薬を使うことが多いようです。
いずれにせよ投薬治療でだいぶ症状を抑えられるようですので、専門医に相談してみてください。
前立腺肥大に伴う二つの症例についてでした。
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